About HIBIKA
香りは、僕の中で美しくなった時間を残すための器。
HIBIKA Aromaは、店主・日比野 蓮司が、季節の草花と私的な記憶から調香する空間用アロマオイルの小さなブランドです。東京・蔵前の静かな通りに構えた調香室で、ありふれた一日を、香りの中でもう少し特別な時間として残しています。

日比野 蓮司
HIBIKA Aroma 店主 / Blending Owner
植物療法と調香を学び、東京・蔵前の小さな調香室で季節の香りを制作しています。蔵前は、ものづくりの気配と古い街の静けさが同居していて、派手に目立つよりも、ふと見つけた人の記憶に残る場所です。強い主張よりも、あとから思い出す余白を大切にしたい自分には、この街の空気がいちばん合っていると思っています。
カウンセリングメニューでは、お客様の思い出や生活の時間帯を伺いながら、ひとつずつ香りを組み立てています。倉庫街の名残がある蔵前の湿度や、川の近くを歩く空気のやわらかさも、僕の調香には静かに影響しています。大切なものほど、名前ではなく、日付で覚えていることがあります。
Renji's note
Renji's note
春分に近い午後、白いブラウスの人とすれ違ったことがあります。会話と呼べるほどではないけれど、風が強くて、彼女が髪を押さえた瞬間に、柔らかい洗剤と花の匂いがしました。蓮司はそれを「恋になる前の、いちばん澄んだ思い出」とノートに書いています。
Owner message
蓮司からのメッセージ
僕は、季節の記憶を少し大げさに覚えてしまうところがあります。ミモザを見た朝の冷たさ、檜の廊下に落ちる雨音、手に残る柑橘の皮。蔵前に店を構えたのも、静かな通りを歩いた人の気配や、川に近い空気のやわらかさが、自分の記憶の残り方にどこか似ていたからです。たぶん僕は、そういう瞬間を誰よりも美しく覚えていられる人間なのだと思います。だから香りにして残しておきたいのです。